「ぴあ」が休刊とかきいて映画について久しぶりに考えたり。(でもそれとは全然関係ないけど)


「ぴあ」が休刊するなんていう話を聞き、そういえばここんとこずっと「映画」について考えてなかったなぁと。

そこで、ふと考えてみた。
映画って、どれだけ楽しめるコンテンツなんだろうか、と。
でも、映画にも色んなタイプがあるよね。。。

①既存コンテンツと連動/派生した作品の場合
1.小説/コミック/ドラマ/アニメで楽しむ。
2.ファンになり、関連グッズ、関連コンテンツで楽しむ
3.ファン同士の情報交換や考察、レビューを読んで楽しむ。
4.「映画化されるって!?ひゃほーい!」と言いながら劇場で楽しむ。
5.更にファンになり、関連グッズ、関連コンテンツで楽しむ。
6.ファン同士の情報交換や考察、レビューを読んで楽しむ。
7.続編や関連作品が各種メディアで展開(場合に寄ってはテレビドラマで続編)され、楽しむ。
8.「またまた映画化!どどーん!」ということで、更に劇場で楽しむ。
・・・繰り返し・・・

②独立した作品の場合
1.劇場で楽しむ。
2.ファンになり、関連グッズ、関連コンテンツで楽しむ
3.ファン同士の情報交換や考察、レビューを読んで楽しむ。
おわり

こんなふうにえいやで(大雑把にw)考えると、テレビや出版社ががっつり力を入れた作品の方が、手厚くファンの為の事前サービスもアフターサービスも提供出来ている。一方、独立した小規模作品のファンは、せっかくファンになったのに、思ったほど楽しめない。映画料金は同じにも関わらず。

じゃあ、テレビ関連のアニメとか見ていた方が、より色んなところで楽しめるし、良くない?

とか思えてきた。

一方で、「ファンの規模が大きいからそれだけお金もある。だから、色々ファンに提供出来るんだよ。こっち(ミニシアター系)は金がないんだよ。無茶言うな。」というのはもちろんだ。

けれども、だ。

「岩井俊二監督が震災をうけて、「四月物語」をウェブで無料公開した」

なんていう話なんかは、「おお、岩井俊二さんすげー!」ということで、やっぱあらためてファンとしては嬉しくなる。別に自分の為の行為じゃなかったとしても、好きな誰かや何かが「おもしろい動き」や「新しい動き」をしてくれると、もうそれだけでファンはうれしくなる。

いやでも、そんなもんでしょ。
ファンなんて。

ジャニーズのイケメンが手をふっているのを遠目に見るだけで「あれは私にふってくれたのかも!ヤバい!」なんて、いいように勘違いしてハッピーになってくれるのがファンなのだから。

だから、小規模の作品でもいい作品であればそのファンになってくれた人は必ずいるのだから、彼らをもっと喜ばせる方法は模索していった方がいいんじゃないの?と切に思う。別に、お金かけて、どかーんと何かをしてくれというわけじゃない。

例えば、映画コンテンツを持つ会社がきちんとやってこなかった「作品のファン」へのサービスとして、彼らの想いに答えるようにうまいことしてるなーと思うのが「ドリパス」。ファンの鑑賞意欲をベースにした過去作品の再上映サービス。

「ロスト・イン・トランスレーション再上映しますよ?」

なんて言われれば、この大都市トーキョーの中でたまに孤独を感じて主人公達に(外人でもないのに)共感しているイタい人や、「ソフィア・コッポラやべー!」なんていう人が集まるに決まっている。

今後は「再上映」ということをどれだけ「事件」として演出出来るかということと、ファンの中でも更に熱心なコアなファンにどれだけうまく答えていけるかでうまくやれば、ファンにとってはたまらないサービスになるんだろうな、と。

そんなふうにあれこれ書いて思うのが、やっぱし、今一度、映画業界の、特に小規模作品を展開している企業は「作品のファン」のことを真剣に考えた方が良いのでは無いかということ。

毎晩毎晩、常に隣に友達がいるような状態のウェブという「街」に徘徊するようになったのが「今の人」であり、ファンである。彼らに出会ったり、彼らを誘い込んだりする為のコストは過去に比べて著しく下がったはず。だとすれば、そんな彼らの為に、お金をかけずに何かできること無いだろうか、と考える。ただ公開前に情報発信したり、壁紙とかのサービスを提供したりするだけではなく、「この作品のファンで良かった(になって良かった)」なんて思える活動。

そうして一度ファンになってくれた人達をきちんとファンとしてキープし、育成し、うまく(「続編」はさすがに規模的に厳しいだろうから)、無理の無い説明とともに関連作品に繋げて行ったりすることが、小規模作品を束ねて生きながらえて行く為の方法の一つなのでは無いかと思う。
(逆に言えば、そんなことをしなければならないくらい、追い込まれているんじゃないかと個人的には思っていたり。)

演劇なんかは、もっと小規模なのに、それでもなんとか頑張ってギリギリでもやっていけているのは、やっぱりついたファンを大事にしてるからなんだろうなー。

とかなんとか書いていたら、「オモイデマーケティング」なんて変な言葉が浮かんだ。

。。。

ナイわ。

ちなみに、先ほども書いたように岩井俊二監督の「四月物語」がウェブで無料公開中。
1時間強。若かりし頃の松たか子が見れます。
こちらからどうぞ。

ていうか、この告知の為にこのエントリー、わざわざ書いたようなもんですからね。

ではでは。

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