Monthly Archives: 11月 2009

外資系の人々-「外資系トップの仕事力2」-

新卒では外資系メーカーに行かない。 という判断を下した人間が今更何を読んでるんだ、と言われそうですが。。。 友人のkk から借りてたのを先日読み終えました。 個人的な話をすると、最近やたら外資系メーカーのマーケティング部門に行く人々と一緒に時間を過ごしています。 ロレアル、P&G、Mars。 彼らの人生に対するモチベーションやエネルギーはかなり強いわけですが、この「外資系トップの仕事力2」に登場する人々が新卒当時に今の彼らのようにエネルギッシュに動き回り何かを発信していたかと言えばそーでも無いんだろうなーという印象を受けました。 で、読みながら取ったメモを、とiphoneのドキュメントアプリを開いたところ、なぜか自動で別のファイルが上書きされ全部消えていました。。。 そんな中でのレビュー・・というか、もはやただの感想です。 ①会社の総合力は個人のベクトルの総和という話 例えば、 個人のベクトルの総和=「会社の総合力・組織力」=「事業レベルの動きの速さと力強さ」 としたとすると、それはベンチャーが大企業化する過程においてよく失われていくとか言われているものであり、また、いわゆる広告代理店なんかにはほぼ皆無のものなんだろうなーと思います。 広告代理店などが掲げる「組織力」はビジネスモデルに付随する「システム力」であって、それは「個人レベル・意識レベルのベクトルの総和が組織力になる」という考えに登場する「組織力」とはかけ離れています。 こんなけメディア業界が変わってきているのに(というか、かなーり前から変わってきていたし変わることも分かっていたにもかかわらず)組織として動き出せていないのは、どーすれば組織力を高めて=個人のベクトルの総和を最大化して現状に向かっていくことができるか、ということに不慣れな人間ばかりが管理職にいるからではないかと。 いっそのこと、外資からマネジメントのプロを呼んできて、今後の広告代理店から次のモデルへの戦略ステップを一緒に描いてもらった方がいいんじゃないかとさえ思います。。。 これまではプロジェクトチームで戦ってこれば良かったんでしょうが、これからはこれまで以上に効率的に複数のプロジェクチームを束ねることができる人が必要になってくるでんじゃないかと思います。というか、そういうふうにベクトルの総和の最大化を目指さなければマズい時代なわけで。 あくまでも代理店の話ですが。 ダイエー再生をした樋口さんも言ってます。 「企業再生とは何か。お金儲けのための再生ではなく、DNAから強くすることこそ再生。それはものすごくしんどい。そして、人の気持がわからなければ絶対にできないこと。」 もはや、「再生」レベルの話だわなー、とも自分の行くところを見つめてしみじみと思います。 ②人のつながり、という話。 社会人になって、人とのつながり程大事なものはないと思います。 「人脈」とか「ネットワーク」というとなんか薄っぺらな感じがしてしまいますが、「一緒に仕事をしたい」と思ってもらえるというのはそこらへんの友人関係よりも深い信頼関係が必要なはずです。特に、一緒に何かをスタートアップしよう、とか、何かを変革していこう、とするときは特に。 この本でも「ぜひうちに来てくれないか」と誘われているシーンがありますが、それが企業の上のポジションのオファーになればなるほどそこにある信頼感は大きくなるわけで、CEOなんていうポジションであればそれこそリーダーシップにおけるキャラクターの魅力が尋常じゃない程強くないとならんのだと思います。 というのも、マネジメントであれば 「仕事ができるか」 という軸だけで選ばれるのではなく、 「この組織を、このチーム、この人達を任せることができるか」 という軸でも選ばれる必要があるわけです。 そう考えると、人に会ったときに「ああ、仕事できそうだな。」と思ってもらうことだけでなく、「リーダーとか人を率いるという点においてもなんか魅力的だなー」と思ってもらうことが必要なわけです。じゃあ自分はそうできているのか、と言えば両方とももはや理想とは程遠いので、頑張ろうと思います。。。 ③「異文化体験」の話。 外資系企業間での人材交流は異常なほど盛んです。 マース、ユニリーバ、P&G、ロレアルなんかは本当、裏でなんかあるんじゃないか(おw)と思ってしまうくらい人材の行き来が激しく、またそれによって「多文化」と「多様な価値観」を許容できる人材が「外資系」というフィールド」で育っていっているような印象を就活中に受けました。 一方日本の企業の人材はと言えば、「異文化体験」をしていくことに積極的にならない傾向があるため非常に視野の狭い人材になっていっている傾向があるような気がします。 ただ、最近思うのは「転職」である必要はなく、外部のNPOに深く携わるとか、何かしら自分で本業とは別に社会に対して価値を出しているなど外部との接点を持っておくべきなんでしょう。 「異文化」で育っていくということが当たり前の外資系に行かないからには、無理してでも自分から積極的に「異文化」に触れていくよう意識していきたいものです。 この本、「外資系トップの仕事力2」というタイトルですが、外資系行く人に限らず、強い向上心を持って社会を生きていきたいと思う人全てにマストな本だと思います。

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映画業界の就活

なんだか最近は就活関係のエントリーが増えているなぁと思っています。 本来は映画とか本とかについてただメモすることがメインだったはずですが。。。 何かしら周りの影響もあるのかもしれません。 しかしながら、自分自身、あまり就活についてここで積極的に語る意味は見出せていません。というのも、そもそも就活についてなんて友人も専門家もネットや書籍で本質を捉えたことを語ってくれているので。しかも、就活は何かなんて、結局は自分自身で考えて答えらしきものを出すことだと思っているので。 ・・・と言いつつ、以下、少し長々と書くわけですが…。 最近考えていたことは、自分に意味があり、かつネットであんまり語られていない「就職活動」、もっと言ってしまえば「自分にとっても語る意味のあるもの」って無いのか、と。   で、出てきた来たのが・・ 「映画業界」 個人的にも将来はそっちで活躍することに興味があるし、そして、映画業界を支えたいという強い想いを持ってる人にはやっぱその業界に行ってほしいわけです。その為に何かできないか、と。 大学一・二年の頃からキネマ旬報主催の「映画業界就職セミナー」 に興味本位で(と東京観光をかねて)参加していたことに加え、T宝、K川、S竹は第一志望では無いとは言え就活時に受けていたので、その業界の就活について普通の就活生よりは詳しいつもりです。 かなり微力なのは承知ですが、せめて誰かの何かの力になればという想いで色々と残しておこうと思います。 ①「経営戦略」とか「マーケティング」とかをカジっておく 映画会社は映画を作る会社。 映画会社は映画を宣伝する会社。 映画会社は映画を売る会社。 つい就活生はそう思ってしまいがちです。 (自身も実際受けてみるまでそう思っていました。) もちろん、どれも間違ってはいません。 ですが、あまり本質をついていないと。 答えは、(当たり前なんですが) 「映画会社はビジネスをする会社である」 ということです。 過去にベンチャー企業の方にそんなことを話してもらっていましたが。。 T宝なんて不動産事業がかなりの割合を占めるし、K川やS竹も含めこれからメディア環境、ひいてはエンターテインメントへのアクセス方法がガラリと変わってくるこの業界に必要なのは、「ビジネス感覚」持っている人です。 そういったこともあって、実際、GDなんかは不動産のケースが出たりします。 また、ある新規ビジネスモデルへの投資がOKがどうかといったケースも出たりします。 にも関わらず、「映画へのこの想いを伝えよう」とか「最近の流行りはこれだからこういった企画がウケル」といったことだけを考えて来ている人が多すぎる嫌いがあります。実際、映画環境を取り巻く変化や今後のビジネスの方向性(特にコンテンツの二次使用、三次使用を見越してどういったプラットフォームにのせていくのかといった部分・・・これは④で少し触れますが。)をあまり考えてきていません。(もちろん、あくまでも個人的感覚ですが。。) 結果、GDなども他社に比べとてつもなく薄い議論が展開されることとなります。 けど、逆にいえば、ビジネス視点を大事にしていて、業界の動向さえきちんと押さえていればOKなわけです。なので、(映画好きで映画への想いを語れるというのは大前提として、)コンサルとか外資メーカーとかのGDに顔を出したり、経営戦略やマーケティングの書籍を読んだ上で映画業界を見つめておけば何かとうまく議論や会話をすすめていけるのではないかと思います。 無論、「経営戦略」や「マーケティング」なんて「知って」いても「使えない」し「語れない」のは重々自分自身も承知していますが、業界を普段と違う視点で見ることはできるはずですので。   ②なぜ「うち」なのか これはどの業界でも当たり前ですが、なぜ「うちの会社なのか」ということが結構問われます。 これにきちんと答えるには 1.業界内での規模 2.事業の種類 3.会社の歴史・伝統・文化 4.作品の傾向 … Continue reading

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